身体障がいでも一般枠でエンジニアに。リモートワークが全てを変えた
自己紹介
骨系統疾患で身長が130cm台です。日常生活では車椅子は使っていませんが、長時間の立ち仕事や満員電車は厳しい状況です。大学では情報工学を専攻し、プログラミングスキルを身につけました。
就活で一番困ったこと
通勤問題が最大のハードルでした。やりたい仕事はたくさんあるのに、「毎日片道1時間の満員電車に耐えられるか?」と考えると、応募すら躊躇してしまう日々。
障がい者枠の求人も見ましたが、正直に言うと、当時の求人はデータ入力や事務補助が中心で、エンジニアとしてのキャリアを積めるイメージが湧きませんでした。
転機:コロナ禍でリモートワークが普及
2020年以降、IT業界でフルリモートの求人が一気に増えました。これが私にとって大きな転機でした。
通勤がなくなるだけで、こんなに選択肢が広がるのか。
リモートワーク前提の企業であれば、障がいをオープンにしなくても応募できる。もちろん私は面接でオープンにしましたが、「通勤配慮が不要」というだけで、ハードルが劇的に下がりました。
面接での障がいの伝え方
一般枠での応募だったので、障がいの伝え方には気を使いました。私が意識したのは3つです。
1. できることを先に伝える
「障がいがあります」から始めるのではなく、**「こういうスキルがあります。こういう成果を出せます」**を先に伝え、その上で「ちなみに骨系統疾患があるので、こういう配慮があると助かります」と添えるようにしました。
2. 必要な配慮を具体的に伝える
「障がいがあるので配慮してください」ではなく、具体的に何が必要かを明確に伝えました。
- フルリモートで勤務したい(これは会社の制度で既にOK)
- オフィスに出社する際は、ラッシュ時を避けた時差出勤をしたい
- 社内イベントの際は、バリアフリーの会場を選んでほしい
3. 「パフォーマンスに影響しない」ことを証明する
ポートフォリオやGitHubのアカウントを見せて、「リモートでもこれだけのアウトプットを出せます」と具体的に示しました。
入社後のリアル
入社して3年経ちますが、正直に言って**障がいが仕事の障壁になることはほとんどありません。**チームのメンバーも私の障がいを知っていますが、特別扱いはされず、普通にコードレビューでダメ出しされます(笑)。
唯一困るのは、年に数回のオフサイトミーティング。移動やホテルの手配で配慮が必要ですが、チームリーダーが事前に確認してくれるようになりました。
後輩へのメッセージ
「障がい者枠か一般枠か」の二択で悩んでいるなら、**まず「リモートワーク」という第三の選択肢を検討してみてください。**通勤というハードルがなくなるだけで、世界が一気に広がります。
もちろん、リモートワークが全ての答えではありません。でも少なくとも、「通勤できないから諦める」という理由で夢を手放す必要はない時代になっています。
あなたのスキルと意欲があれば、働き方は自分で作れます。
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