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一般枠IT業界リモートワーク

視覚障がい(ロービジョン)のプログラマー。画面拡大ツールと音声読み上げが武器になった

J
Jさん(27歳)
視覚障がい(ロービジョン) ・ フロントエンドエンジニア
2026年2月7日

自己紹介

網膜色素変性症で、視野が狭く中心部の視力も低下しています。いわゆる「ロービジョン」の状態で、画面の文字は200%以上に拡大しないと読めません。白杖を使うほどではないですが、暗い場所ではほぼ見えません。大学ではコンピュータサイエンスを専攻していました。

就活で一番困ったこと

「画面が見えにくいのにプログラマー?」という反応。これが一番つらかった。

就活では一般枠で応募しました。障がいを開示するタイミングにいつも悩みました。書類では通るのに、面接で「モニターの文字が小さく見えますが大丈夫ですか?」と聞かれると、正直に答えざるを得ない。

「プログラマーって画面ずっと見てますよね。大丈夫なんですか?」

この質問を5社以上の面接で聞かれました。毎回、拡大ツールのデモを見せて説明しましたが、不安そうな顔をされることが多かった。

転機:アクセシビリティを重視する企業との出会い

転機は、Webアクセシビリティに力を入れているWeb制作会社の求人を見つけたこと。「WCAG準拠のサイト制作」を売りにしている会社でした。

面接で障がいのことを話したとき、反応がまるで違いました。

「実際にスクリーンリーダーを使っている人がチームにいたら、アクセシビリティのテストが格段にリアルになる」

これは社交辞令ではなく、実際に入社後その通りになりました。

工夫していること

今の働き方

一般枠で入社し、今は3年目。フルリモートのフロントエンドエンジニアとして、React + TypeScriptでの開発が中心です。

入社2年目からはアクセシビリティリードという役割ももらい、新規プロジェクトのアクセシビリティ監査を担当しています。年収は430万円。障がいを「専門性」に変えられたことで、キャリアの見通しが明るくなりました。

後輩へのメッセージ

視覚障がいがあるからプログラミングができない、なんてことはありません。ツールは進化しています。むしろ、日常的にアクセシビリティツールを使っている当事者の視点は、開発チームにとって貴重です。「障がい=弱み」と思い込まず、それが武器になる場所を探してみてください。きっとあります。

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